さてさて、先日の雨を経て
ますます朝晩の冷え込みが増して
秋めいてきました奈良ですが…
秋の奈良といえば
そう
正倉院展!
毎年行ってらっしゃる方も
行った事あるよ! な方も
名前だけ聞いた事あるよ!な人も
いらっしゃると思いますがw
奈良の秋の一大イベントです☆
今年は10月29日(土)~11月14日(月)
毎年10月下旬から11月上旬にかけて
奈良国立博物館にて行われるこの展示
古都奈良の誇るお宝箱“正倉院”の宝物を毎年小出しにして展示、
皆さんに見て知って感じてもらおうという展示会なのです、が
みなさん正倉院がなにかご存知ですか?
学生の時にたぶん一度は習っているかと思いますが
なぜ正倉院にたくさんの宝があるのか?
宝といってもどんなものがあるのか?
漠然としたイメージしかない方多いのではないでしょうか?(*゚∀゚)
なので、皆さんに興味をもって頂きたいので
ちょこっとお話しますね☆
まず、お宝がたくさん収められているという正倉院は
どこにあるの?いつからあるのか?
正倉院は東大寺の境内、大仏殿の少し北西に位置するところにあります。
柵越しですが最近まで公開されており(現在は整備工事のため公開休止中)
学校や、個人で見に行ったという方もいらっしゃるかと思います。
正倉院は現在1棟だけが残っていて、それを“正倉院”と呼んでいますが
もともとは東大寺が(東大寺が治めている土地の)税として徴収した物を
しまっておく倉で、いくつかの棟が建てられておりました。
その倉が沢山建てられていて、塀で囲まれている場所を「正倉院」と呼んでいたのです。
だから、奈良時代には、よそのお寺にもそれぞれ正倉院があったのですが
今は東大寺の正倉院を残すのみ、しかも一棟だけですが
正倉院という名前はこの一棟を指す固有名詞として使われているんです。
また、正倉院の建てられた時代ははっきり分かっていませんが
書物によると天平勝宝8年(756年)には建っていたと言われています。
今から1200年以上も前からあそこにあるわけです。φ(≧∀≦ )
正倉院に宝が収められた理由は?
正倉院には宝物や関連するものが約900点以上、現在も収められています。
その宝物の中には奈良時代の政治や情勢を知る事が出来る“文書”(もんじょ、紙資料)があります。
その中に「献物帳(けんもつちょう、国家珍宝帳)」というものがあります。
これは奈良時代、光明皇后(大仏さんを建てた、聖武天皇の奥さん)が納めた文書です。
「夫の聖武天皇が亡くなり、生前、身の回りで愛用していたものなど
見ると悲しくなってしまう、仏教を日本の基盤に組み込んで
国を治めて行こうと考えていた夫の遺品は、生前に夫、聖武天皇が建てた寺
東大寺の大仏さまに献納したい…」
という思いから「聖武天皇愛用の品」を今の正倉院に納めました。
献物帳はその時に一緒に納められた文書です。
この光明皇后による献納が東大寺の倉であった正倉院に
宝物が収められるようになったキッカケ、理由のようなもので
毎年、正倉院展に出陳される宝物にはこの聖武天皇愛用の品が多くあるんです。
ちょっと難しい話しちゃいましたが(*゚∀゚)
とりあえず、正倉院展に展示されるお宝は
1200年以上前、当時、聖武天皇が愛用していた日用品や
仏具、美術品
そしてさらに東大寺の大仏さんが誕生した時のお祭りで使われた
衣装や、楽器、お面など
当時の国際都市であった奈良の様子が
ちょこっとだけ見えるような…
そんな宝物ばかりなのです。
キラキラしている宝物ばかりではありませんが
どれも魅力的な物ばかりなのですよ♪ヾ(*゚▽゚)ノ
正倉院展は毎年凄く混み合います。
朝一で並びに行ってもすんなり入れないほどに…
でも、もし興味がおありの方は
ぜひ一度秋の奈良に足をお運び下さいませ♪
深まり行く秋の奈良は
きっと皆さんを損な気分にはさせないはずです☆
そして、ぜひお帰りの際には
三条通りにあります奈良Tシャツfawn×fawnへ!笑
秋の旅先で欲しくなりそうなあったか商品も御座いますので
お立ち寄りくださいませ☆(。・ω・)ノ゙
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