青々たる秘仏 金峰山寺

みなさんこんにちは。
奈良は本日もすがすがしい五月晴れ。大変気持ちのいいお天気となりました☆
気温がけっこう高くて、半袖で過ごされている方もちらほら。
奈良Tの商品を取り扱って頂いている猫雑貨のベセルさんによると、気温が上がるにつれてTシャツをお買い求めくださるお客様が多くいらっしゃるとのこと☆
ありがとうございます!
ぜひぜひ奈良TのTシャツを着て奈良観光、楽しんでください☆

さてさて奈良の観光シーズンに合わせてお寺を紹介するシリーズ、今回はぐっと南に行きまして、吉野は金峰山寺をご紹介しようと思います。

吉野は山々の全面を覆わんばかりの美しい桜で有名で、特に4月は大変なにぎわいを見せているのですが、とても貴重な文化を持つお寺が数多くあることでも知られています。
その中でも特に有名なのが金峰山寺です。

上の地図が示す通り、金峰山寺は山の上にあります。
近鉄線の最寄りは近鉄吉野駅。そこからロープウェイで山をのぼっていきます。あ、もちろんロープウェイを使わずに歩いて登っていくことも可能です。坂は結構きついですがきちんと舗装されている道路なので、30分ほど歩けばたどり着きます。
無事到着した時の充実感はひとしおですので、体力に自信のあるかたはぜひ歩いて登ってみてください!

金峰山寺

金峰山寺

ロープウェイの駅からさらに少しだけ上り、途中大きな石の鳥居をくぐり抜けると金峰山寺です。大きな本堂が空に向かってどーんとそびえています。

現在の本堂は16世紀(1592年ごろ)に再建されたものだと言われております。開設者は7世紀の山林修行者である役行者(えんのぎょうじゃ)だと伝えられておりますが、この辺についてはあまりはっきりとはしていないというのが通説のようです。この地はもともと山岳信仰の霊地とされて、修験道という仏教とも神道ともまた少し異なる独自の宗教が発達しました。
金峰山寺もその流れをくんでおり、中に安置されている秘仏、蔵王権現も修験道独自の信仰対象であり、仏教の仏様などとはまた違った存在でした。

蔵王権現は釈迦如来、千手観音、弥勒菩薩の3体で、それぞれ過去世、現在世、未来世を象徴しているとのことです。

憤怒の形相をした、青々とした大変ダイナミックな像で、下から見上げると思わず息を呑む迫力です。

吉野を訪れた際には是非訪れていただきたいお寺ではあるのですが、蔵王権現は秘仏であるため公開されている期間が限られております。

平成26年は3月29日~6月8日までと、11月1日~11月30日までとなっております。

詳しくはお寺のサイトをご覧ください。

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