癌封じのお寺 大安寺

こんにちは☆
朝からどんよりでいやだなあと思っていたら、夕方からざーっと降りだしてきてしまいました。油断して、傘を持ってくるのを忘れてしまいました・・・幸いそんなに濡れずには済みましたが。
まだ梅雨には早いですよね。もうしばらく五月晴れを楽しみたいです。

さて、本日は「大安寺」をご紹介いたします。

大安寺近辺の地図はこちらです。

大安寺は先日紹介した不退寺からほぼ真南に位置しています。

距離はかなり離れていて、近鉄奈良駅、あるいはJR奈良駅から「大安寺行」「シャープ前行」「白土町行」のバスで大安寺バス停で降車してください。
バスで約10分です。
興福寺や薬師寺など、奈良駅近辺のお寺を回るときに一緒に訪れるのがいいかもしれないですね。

大安寺

大安寺(Wikipediaより)

 

大安寺ははじめからこの場所にあったわけではありません。

平城遷都よりも前、舒明天皇(じょめいてんのう)が、大和郡山にあり聖徳太子が開いた学びの道場、熊凝精舎(くまごりしょうじゃ)を百済大寺という名前で百済川のほとり(桜井市のあたりという説が有力だそうです)に九重塔を立てて創設したのが大安寺の始まりと言われています。
その後、高市(飛鳥近辺です)に移築され高市大寺という名前になり、その後、大官大寺と呼ばれるようになりました。国によって運営された寺のことを官寺といいますが、この大官大寺は我が国最初の国立寺院であるとも言われています。
その後、都が平城京に移った際に、現在の場所に移り、大安寺と名付けられました。

当時は東西に塔を建て、南大門、中門、講堂、金堂を配した伽藍形式。

そのほとんどは、平安時代の火事で焼失してしまいました。

その中でも仏像9体は奈良時代から残っています。本堂の本尊である、十一面観音立像は秘仏であり、毎年10月、11月にのみ公開されます。

また、この際に癌封じや病気平癒が祈祷されます。

1月23日(光仁会)と6月23日(竹供養)には、癌封じのための笹酒が振る舞われており、現在では病気平癒の寺として信仰を集めております。

ホームページもありますので、参考にしてくださいね。

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